レーシックによる眼の手術

レーシック手術は視力回復、視力矯正をおこなう安全な治療法です。一度は受けてみたいけどい不安な方に向けてわかりやすくご説明しています
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レーシックの手術は短時間で行います。

レーシックの手術は無菌の手術室で行なわれます。麻酔薬は手術の数分前に一滴いれるだけで十分ですが、 痛みがあれば、手術中のいつでも追加できます。

まずは、眼の周りを消毒して、清潔なシールで覆います、 これは、手術中にし使用する器具が最近で汚染されることを防ぐためなのです。 もちろん使用する器具は全て消毒済みです。

次に、眼を開く器具を装着します。痛みはありません。またケラートムの吸引リングをあてます。 このとき少し圧迫感がありますが、痛くはないです。眼に麻酔がかかっていますが、意識はあります。局所麻酔なので手術中でも 周りの音が聞こえます。

顕微鏡の光も指標が見える程度のまぶしさにまで落としてしまいますので、安心してレーシックの手術を受けられます。 また、眼圧の上昇を確かめたのち、フットスイッチをふむと自動的にフラップができます。

エキシマレーザーを照射するのはフラップを持ち上げたあとの 角膜実質です。角膜実質の表面が濡れていないことを確認してからレーザーを照射します。 患者さんには顕微鏡の指標をじっとみて見てもらいます。

レーザーをあてる前に何度か練習しますし、照射時間も短いので、 誰でも上手に指標を見ることができます。手術をする医師は、照射の間に 患者さんの眼が動かないことを確かめています。万が一動いたらレーザーをすぐにストップしますので、心配はいりません。

事前に、患者さんの屈折値を手術前にレーザー装置のコンピューターに入力してありますので、 レーザーの照射時間は器械が計算して決まっています。 照射中に再入力することはありません。

レーザーの照射時間は近視矯正で数秒から1分、遠視矯正で数十秒から2分です。 照射が終了すると少し表面を洗ってからフラップを元に戻し、再度層間します。

水をかけながらフラップをよく伸ばし、 元の位置に戻っていることを確認して、層間の水分をスポンジで吸い取ります。 この状態で約2分ほど待つとフラップがしっかり くっつくので、まぶたを閉じてもずれる心配はありません。患者さんはしばら寝たまま、動かずに待っているだけです。

手術開始してから終了するまでの時間は約10分低程度です。手術が終了しますと、 点眼を行います。回復室で30分ほど休憩してもらい レーシック手術の終了後の診察を行って異常がなければ、診察の後に帰宅となります。


レーシックの手術後

レーシックの術後は涙が出て少しひりひり感があります。そのまま眼を閉じてじっとしていると 、約15分〜30分で眼が開く ようになります。

すでに、このころは視力が正常に値まで回復しています。遠くをかなりはっきりと見ることができます。 帰宅する際に、専用のゴーグルを装着していただきます。

レーシックの手術前にはコンタクトをはずしての生活をします。 なぜならば、手術前に正確な屈折値を知ることは手術以上に重要なことです。 レーシック手術前に入力する値が間違っていると、いくら正確に手術を行なっても結果が悪いのは分かっています。

ここで問題なのがコンタクトレンズです。コンタクトレンズを着けていると角膜のカーブが少し変形して 、屈折値が変化してしまいます。

コンタクトレンズをはずした直後の屈折値はその人の正確な値ではないのです。 片眼だけが屈折異常の場合以外、手術は通常両眼同時に行ないます。 しかし、例外もあります。めがねでは完全矯正できないくらい近視の強い方は、めがねをお持ちでない場合があります。

めがねをお持ちでなく、 コンタクトレンズに頼って生活されている方は、例外的ではありますが片眼ずつ手術を行ないます。 最初に右目だけコンタクトをはずして検査と手術をします。

手術後より左目のコンタクトをはずして1〜2週間後にその眼を手術します。 手術前後は片眼で見ていただくことになります。日常生活はあまり不自由することなく手術を受けるという方法です。

レーシック手術後には眼をこすらないように注意が必要です。手術後の日常生活については大きな制限はありません。 手術の翌日から普通の仕事をすることが可能です。手術後は眼をつよくこすらないことが大切になります。 眼を強くこすると、フラップが ずれて再度手術になる場合があります。

LASIKのあと眼に強い打撲を受けてフラップを飛ばしてしまったというケースもあります。 フラップがなくなると視力回復に長い時間がかかります。裸眼視力、矯正視力の低下はさけられません。 手術後、眼にゴミが入ると 眼をこすりたくなるので注意が必要になります。1〜2週間は専用のゴーグルで眼を保護するようにします。

レーシックの手術前の検査

レーシックの手術前にはさまざまな検査をしてから手術をおこないます。

・オートレフによる屈折検査、・裸眼、矯正の視力検査、 ・超音波による角膜の厚みの検査、・調節麻痺剤与後の視力および屈折検査、・角膜内皮細胞の検査、 ・暗所における瞳孔径の検査、 ・調節検査、・前眼部のスリットの観察、・眼底検査、などなどさまざまな検査を行ないます。

これ以外にも必要に応じて、視野検査などのさらに詳しい 眼科的検査を行ないます。また視力検査は複数回行なって安定しているかどうかを検討します。 すくなくとも初診の時と手術の日の2回 は視力検査を行います。このときに、最高視力を得るのに屈折値を調べることがもっとも大切です。

実際のレーシックの手術ではこれらの全てのデータ を参考にして、レーザーで矯正する量を決定します。

屈折異常の以外の病気はLASIKが受けられません。 レーシックは原則として20歳以上で屈折以上が安定している方年齢の上限はないですが、 50歳以上の方は白内障、緑内障、黄斑変性など、眼の成人病の確率が高くなります。

屈折異常以外の原因で視力が低下している場合は、 原則としてLASIKの対象にはなりません。近視の程度が強く、矯正視力が悪い場合、 レーシックによって矯正視力が上昇することはありあます。

矯正視力が悪くても眼底に異常がないときはLASIKを行なってもよいです。 しかし、矯正可能な範囲を超えてレーザーを当てることはできません。 近視の程度が極点に強すぎるときには、低矯正になるのが一般的です。

白内障により視力が低下している方は、眼内レンズ移植手術を行なうと、 たいがいの屈折異常も同時に治ってしまいます。 レーシックよりも白内障手術を優先させたほうがよいです。

ただし、40歳代よりも若い方で矯正視力に影響していない白内障の場合は レーシックを優先させても良いでしょう。

このほかにも、円錐角膜では、角膜が薄くなっているだけでなく、角膜実質に病的変化があります。

たとえ程度が軽くてもレーシックは避けた ほうが無難です。コンタクトレンズを着けにくいとか、レンズの着用がめんどうだから、 こういった理由でLASIKを希望される人は 多いです。

このような方の中には円錐角膜の方が少なからずいます。 角膜の中央部が円錐状に突出しているので、コンタクトの接着が悪くなります。

円錐角膜は角膜形状解析をすることにより、初期でもほぼ確実に診断することができます。 レーシックの手術前検査に角膜形状解析を するのは、主に円錐角膜を見つけるためです。


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