近視の治療について
円錐角膜などで、医学的な理由でLASIKが受けられないという場合以外に、 年齢や屈折度からレーシック手術をしてもあまり値打ちがない場合 があります。
年齢40代後半の老眼世代で近視の程度がさほど強くない場合です。軽い近視がですと、老眼になっても本や新聞を読む ときにめがねは要りません。マイナス3Dくらいの近視だと、眼から30センチくらい離したところの本がちょうど読めます。
このような方がLASIKを受けられて、遠くが約1.0まで見えるようになると、本を読むときにめがねが要るようになります。 LASILはめがねの必要な状況を変えるだけで、メガネから開放してくれるわけではないのです。
しかし、老眼世代でも高度の近視はLASIKのよい適応です。 高度近視の場合、遠用はもちろん、近視のメガネも必要だからです。 老眼世代の方は近視の程度を自分で調べるよい方法があります。
眼から30センチ離れたところのものがはっきり見えるのがほぼマイナス3Dの近視です。もし30センチより遠いところにピントが合えば、近視が マイナス3Dより軽いことです。よほどのことがないかぎりLASIKを考慮しないほがいいと思います。
詳しいことは眼科医と相談してみましょう。 逆に、15センチ以内に近づけないとピントが合わない方は高度近視になります。LASIKの適応になります。 ここも眼科医とよく相談してみてください。
視力回復について
視力回復の方法は大きく分けると、手術による視力回復とトレーニングによる視力回復に別けることができます。 視力回復トレーニングには、視力回復センターで行なうトレーニングや、 試視力表を使うものやまた3D画像やソフトウェアを使うものまでありとあらゆるトレーニングがあります。
どれが一番良いかというと 人それぞれが自分に合ったトレーニングを選ぶべきです。視力回復トレーニングは大切です。 トレーニングによって眼筋を再訓練します。筋の働きを正常化するのを目的としています。
手法としてはトレーニング機器を使用するものから試視力表や3D画像を使うものがあります。 軽度の近視であれば、トレーニングを始めて短期間で回復することもあります。 しかし、個人差がありますから数ヶ月から数年の日数がかかることもあります。 眼科医と相談してみましょう。
視力回復法
遠方凝視訓練・望遠訓練法。2.5m〜5.0mの距離の中で遠くと近くを交互に見つめて 眼の中の毛様体筋を動かします。遠近調節力を伸ばしていくトレーニング法。
見つめる目標物には、ランドルト環を使うのがよいと思います。多少見えづらいものに意識を集中させ、 じっと見つめることで、毛様体筋を刺激して水晶体の厚さを調節できるようになります。
また、視力表があれば誰でも家庭でトレーニングできますので簡単ですね