近視の治療法はレーザー治療法・めがね治療法・コンタクトレンズ治療法です。

近視の治療法は、レーザー治療法からめがね治療法・コンタクトレンズ治療法があります。各治療法のメリット、デメリットをご紹介いたします
スポンサードリンク

近視の治療法について知ろう

まず最初に知っておかなければならないことは、「眼軸の伸びた近視は薬や訓練では治らない」ということです。 最近では、散瞳剤の点眼や望遠訓練、超音波などによって治ると思っている方が大勢います。

眼科診療所に訪れて「近視を治す目薬をください」・「訓練のため通院します」などいう方が多いようです。 実際にこのような「治療」をおこなっている眼科クリニックや「視力回復センター」などがたくさんありますね。

しかし、これらの「治療法」科学的に認めらている治療法でないのです。

近視は近くをみることに適応する過程で生じるのです。普段の日常生活で遠くばかりを見ている環境であれば、 近視になることはないと思います。 あまりにも1日の生活の中で、パソコン業務、テレビゲーム、読書、近業などをしていると望遠訓練をしても、 あまり効果はありません。

視力測定は体調や光の条件などでばらつきがでます。 このような治療でも視力が上がったように見えることがありますが、詳しく調べてみると、 治ったはずの近視がまったく変化していないということもあります。

あまりに、近くばかりをみていると一時的に遠くがかすんで見えることがあります。 このとき身かけの屈折値は近視になっています。 この症状を調節痙攣といいます。

遠くの景色が見にくい点で近視と同じですが、本当の近視ではないのです。 この状態を「仮性近視」と呼ぶことがありますが、 しばらく遠くを見て目を休めていると治ります。

この調節痙攣の状態が慢性化すると本当の近視と見誤ることがあります。 望遠訓練ののちに視力が上がると「近視が治りました」と錯覚することになります。

もともとは調節痙攣ですから、仮性近視が治るというのは事実です。 しかし、現実にはこの「仮性近視」が何年も続くことはありません。 数ヶ月くらいだと思います。詳しいことは、眼科医に行き相談してみましょう。

望遠訓練は意味があります。目が疲れたときに、遠くを眺めると目が休まります。 遠くを見るということは、毛様体筋を休めることになります。 目を酷使したときの「眼精疲労」の症状をやわらげてくれます。

近業を長い時間続けていると、調節痙攣の上体が長く続くと、 長い経過のうちには近視化する可能性があるわけですから、たまには、遠くを見て目を休ませる休憩が必要です。

望遠訓練で近視が治ることはないにしても、近視の促進を予防するだけの効果はあると思います。 近視の治療法としては、あくまでも補助的な手段であることに代わりはありません

きちんと手術を行なえば、完治します。めがねやコンタクトレンズ・手術など、治療法はあります。 この中でも、LASIK(レーシック)はめがねやコンタクトレンズ と違って装具を必要としません。完全に治ってしまいます。

手術と聞くと、「危険」、「失敗」、「恐怖」と思われるかもしれませんが 、レーシック手術の安全性はほぼ確立されています。熟練した医師がおこなえば、まず問題はありません。

角膜感染や、手術直後の合併症さえのりきれば、角膜内皮障害などの副作用は、コンタクトの長期使用より少ないといえます。 現代のように屈折異常を手術で治すことができということは、眼科専門医の技術も高まってきているということです。

しかし、手術にも欠点があります。自分の体にメスを入れるということは、安全とわかっていても恐いものです。 また、レーシックの手術につきものの合併症が全くないとはいえないでしょう。

めがねやコンタクトレンズと異なる点は、手術はやり直しがきかないということです。 手術は一度してしまうと元に戻すことができません。 手術で決まってしまった度数はよほどのことがないかぎり、後で変更することはできません。

レーシックを行なった後、レーザーを追加して度数の調整をすることはできます。 しかし、安易にできるものではありません。手術はめがね、コンタクト以上に慎重な対応が必要になります。 レーシックでは一定の範囲の屈折異常しか治すことができません。


めがねで近視を矯正

近視の治療のうちもっも長く続けられているのが、めがねです。 球面レンズと円柱レンズの組み合わせによって近視・遠視・乱視を矯正できます。 めがねの良いところは、つけはずしが簡単です。コンタクトレンズは厄介です。 また度数を簡単に交換できるのもよい点です。

場合によっては、強めにしてもらったり、中くらい、弱めと 、いろいろな度数を使用目的に合わせて使い分けるころができます。

コンタクトレンズと異なり、眼球と接触しなしため、 長時間使用しても目を傷つけることがない安全性もメガネの良いところです。 年齢が若くて、メガネが必要なかった人でも、老眼になると近く用のメガネが必要になるので、 誰でも一生のうちに一度はメガネをかけることも考えれれます。

メガネの欠点としては、矯正精度にあります。メガネ眼のレンズである角膜や水晶体から遠い位置にあるため 、遠視用の凸レンズでは像が拡大され、 近視用の凹レンズでは像が縮小されます。

また、乱視用の円柱レンズを含め、レンズの度数が強くなればなるほど、ゆがみも強くなります。 像の大きさに違いが出るために、左右の屈折に一定以上の差がある人は(不同視)はめがねによる完全矯正ができないのです。

左右屈折の差が2D以上あれば不同視の範疇(はんちゅう)に入ります。 乱視の大小とは関係ありません。不同視はめがねによる矯正がしにくいので、LASIK(レーシック) のよい適応です。

さらに欠点があります。それは、視野が狭くなることです。めがねの位置と大きさが関係しています 。遠視用のめがねでは、視野が狭くなります。

コンタクトレンズで近視を矯正

コンタクトレンズはめがねと違い、矯正効果に優れています。強度近視や不同視でも対応可能です。 美容の面でも、人からは装着していることがわからないので、使用する人が多いと思います。

しかし、コンタクトレンズには多くの欠点があります。まず、めがねと比べて目に直接はめますので厄介です。 毎日のつけはずし、手入れに時間をとられてしまいます。

コンタクトレンズは角膜に接触していますので、角膜を外気からさえぎります。 よって角膜の酸素濃度が低下し、充血の原因になります。 コンタクトレンズをつけたままにしておくと角膜が生涯されるので、決められた時間にしか目につけることができません。 ハードレンズはこれらの欠点がつよいレンズです。

角膜内皮細胞には角膜の中の水分を前房へ輸送して角膜の浸透性を保つ働きがあります。 そして、一定の数以下になると角膜が白く濁ってしまいます。

内皮細胞は外傷、レーザー治療、内眼手術などで減少し、いったん少なくなると元に戻りません。 内皮細胞が少なくなって濁った角膜を治療するためには、 他の人角膜を移植する角膜移植手術 しか方法はありません。

この角膜内皮細胞は普通どうりの生活えおしているのであれば、一定の数以上を保ちます。 しかし、コンタクトレンズを長期にわたり使用しつづけることで 減少することがありますので、軽視はできません。

この角膜内皮細胞の減少がコンタクトのもっとも大きな欠点です。めがねでは心配いりません。 LASIK(レーシック)でも角膜内皮細胞の減少率はわずかだと言われています。

コンタクトレンズを長期にわたり、使用し続けている方は一度、眼科医で検査を受けるようにしましょう。 場合によっては、コンタクトレンズにより角膜表面に傷がつくことがあります。軽い障害ならコンタクトを をはずすことにより簡単に治ります。

ときには、角膜感染などの重大な合併症を起こすこともありますので、 気をつけてください。


このサイトのトップページに戻る&他の記事も全部見てみる


スポンサードリンク