近視を治すレーザー治療法をご紹介いたします。

ここでは近視を治療するレーザー治療法の種類をご紹介いたします。
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近視を治すレーザー治療の種類をご紹介します。

人が遠くの景色を見ているとき、遠くからの光は、角膜、虹彩、水晶体、硝子体(しょうしたい)の順に通過していきます。 そして網膜で像を結びます。光は角膜と水晶体で曲げられ、正常な眼であれば網膜上で一点に結びますが、近視遠視乱視のある人は網膜の手前か後ろにピントがずれてしまいます。ここが一番の問題点でもあります。 この近視・遠視・乱視をまとめて屈折以上と呼びます。

この度合いを表す単位をD(ディオプター)という略記します。 この度合いを示す数値の前にマイナスをつけるのが近視です。 逆に遠視の場合はプラスをつけます。屈折異常を矯正するには、 凹レンズや凸レンズのメガネやコンタクトレンズを使用するか、屈折治療を行い、 光の屈折を調節して網膜上ににピントを移動させます。

従来、日本ではメガネやコンタクトレンズでの矯正が主流でした。 しかし、先進国で一般的に行なわれている屈折治療が、近年注目されるようになりました。 屈折治療は、眼の部位の中で、光を曲げる率が最も高い角膜の形状を変化させることにより、 近視・遠視・乱視を矯正します。

現在、この屈折治療の主流になりつつあるのが、レーザー治療です。 レーザー治療には、PRKLASIKがあります。

遠視矯正治療にはどのような治療法があるのでしょうか。遠視と乱矯正にはサーマルケラトプスティも行なわれます。

これは角膜周辺にスポット状の熱処理を施して矯正する治療法です。 スポット状の熱処理によって、遠視や遠視性乱視の矯正に効果があります。 サーマルケラトプスティは海外では数年前から行なわれています。 光の通過する角膜中央部を浸襲しない点では優れた方法です。以前は 使われる器具は電気熱棒やヤグレーザーでした。

ヤグレザーは電気熱棒よりも一定の熱処理が可能です。しかし、2〜3年すると 効果が薄れてくることがわかってきましたので、だんだんとLASIK(レーシック)に摂って代われてきました。

屈折治療を受けようと思ったときに、どの治療法を選択すればよいのか迷うかもしれません。それぞれには利点があります。 でも100%大丈夫というような治療法は存在しません。眼科医とよく相談してみることが大切です。 だいたい、強度近視に対しては、レーシックが最も優れています。 眼圧が低く、曲率半径が小さいような人にはPRKという治療法が適しています。

日常からコンタクトレンズを使用して問題のない人は、屈折治療は受ける必要はありません。 ただし、強度近視の人でコンタクトレンズ を外した場合に、めがねの着用がつらいといった人は屈折矯正治療を考えてもよいかもしれません。 屈折治療法の方法を決定する場合は よく眼科医とカウンセリングや診察を納得がいくまで話すことが大切です。

近視のレーザー治療は今後どうなっていくのでしょうか。 エキシマレーザーを用いた近視治療として脚光をあびたPRKは 徐々に欧米あたりでは、行なわれなくなってきています。

PRKは治療後に痛みが1週間以上続くなど、欠点が指摘されてきましたが 、最大の理由は強度近視の矯正後におこる角膜混濁が避けられない点です。

どんなに優れたレーザー装置を用いても、患者さんに一時的は混濁は見られます。 ほとんどの症例が半年ほどで消えますが、 矯正効果が下がるため近視が残ってしまします。

>PRKでは、このような欠点が克服できないのです。矯正精度に限界があるからです。 そしてLASIKが主流になってきました 。レーシックは軽度近視から度数マイナス20Dの最強度近視までも治すことが可能です。 将来の近視など屈折治療の治療はほとんどレーシックになると考えられます。


PRKについて

PRKは、角膜に高出力のエキシマレーザー(半導体レーザーで行なうPRKもあります。) を直接照射して角膜中央部の組織を気化蒸散(タンパク質の分子結合を分解)させるのです。 そして、角膜の形状を変化させて屈折矯正を行なう治療法です。

また、PRKはFDAに認可されたエキシマレーザー装置を使用し、正しく行なわれれば、安全性の高い治療法であります。 ただし、角膜上皮が通常よりも厚く再生し、低矯正となる場合があります。 上皮が厚く再生し矯正になってしまった場合には、PTKとPRK、またはLASIKいずれかの方法で、再矯正を行ないます。

LASIKについて

LASIKとは、角膜をマイクロケラトームという特殊な器械で薄くめくり、 めくられた角膜の組織にレーザーを照射して屈折矯正を行なう治療法です。

従来、LASIKは強度近視の矯正に適するとされていたが、PRKと比較して、角膜混濁の発生がほとんどないこと、 治療後の視力の安定もPRKより早いことなど、PRKよりも有利な点が多いため注目されるようになりました。 現在では、比較的軽度の近視矯正にも実施されています。LASIKを主とした屈折治療があります。


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