老眼の治療法と種類をご紹介いたします。

レーシックでの老眼地治療や、CKによる治療法・フェイキックIOL治療法についてご紹介いたします。
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老眼の治療

LASIKなど屈折矯正治療を希望する患者さんで年齢の進んだ方は老眼の進行を気にされるようです。 約40歳を過ぎると裸眼で治療後 1.0の遠くがよく見える視力になった場合、近くが見えづらくなることも考えられます。

その場合、LASIKと老眼治療を組み合わせることにより、近くもまた見やすくなる ことが可能です。

老眼とは、加齢が進むことによって水晶体が硬くなります。そして、 その水晶体の厚さを調節している毛様体の筋力低下を伴って、ピント調節が困難になる 状態を指します。水晶体はチン小帯が緩むためにこれらの調節現象が起きます。

水晶体は年齢とともに薄くなり外側に広がって大きさを増し てチン小帯が緩む傾向にあります。そのため、毛様体が緊張しても 、緩んだ小帯が効かなくなり、水晶体を厚くすることが困難になります。

老眼の治療は、角膜周囲の結膜部にRKのような放射状の切開を加える方法です。 切開はPKと違い、長さは、3〜4ミリメートルほどと短かいです。

この放射状の切開により、眼圧が作用して切開を加えられたとき結膜部の直径が増すため、 毛様体が周辺に後退し、緩んだチン小帯を引っ張ることができるようになります。 その作用によって調節力は回復します。

結膜部に切開を加えるには、いくつかの方法があります。RKのように8本の切れ込みを入れる方法があります。 しかし、この方法は将来白内障になってとき に、メスの侵入口にかかるため、現在ではあまり行なわれなくなっています。

そのため、10時方向に四箇所二重線で切開を加える方法も取り入れられています。 そして、その効果を高めるために、切開痕にシリコンチップを挿入する方法もあります。

どれも毛様体の外側にある結膜部を広げることで、チン小帯の緊張を回復して 水晶体の動きを復活させる効果を生みます。治療後の効果は、年齢や眼の状態によっても違います。 また、加齢が進むと再び調節力が衰えます。 老眼治療といっても一定の限界はあります。

最近では、エキシマレーザー装置による老眼矯正治療も紹介されています。それは、 角膜表面のえ遠近両用レンズのようにレーザーを 二焦点照射して、老眼矯正を試みる方法です。

光軸(視軸)が取り難く不正乱視の原因になるため矯正効果が一定ではありません。 遠近両用のコンタクトレンズも開発されていますが、 装用中に発生するコンタクトレンズにより、思うような成果が得られていません。


CK老眼治療

CKとは(伝導性角膜形成術)のことです。2004年の4月にFDAが初めて老眼治療法として認可されました。

治療方法は、角膜周辺に高周波の一種であるラジオ波を照射して、屈折力を高めて近くを見えやすくする手術です。 手術時間は約10分前後、メスも使わず痛みもほとんどなく安全性が非常に高い治療法といわれています。

さらに、この治療法は白内障手術や他の屈折矯正手術の後の老眼に対しても治療可能です。再手術も可能なので、 老眼が進行しても対処ができるのです。しかし、レーシックなどの近視矯正手術に比べて 視力が安定するには時間がかかったりするため、視力が落ち着くには時間がかかるといわれています

レーシック治療以外の治療法

フェイキックIOLとう手法です。あまり聞きなれていませんが、レーシック以外の老眼治療として 、フェイキックIOLという手法です。

どういった治療法かといいますと、 「有水晶体眼内レンズ」と呼ばれるもので、目の中に人工のレンズを埋め込むことで治療するという方法です。 普通は、極度の近視や遠視・乱視などの治療に用いられます。

このフェイキックIOLは、白内障手術の際に用いられます。濁ったレンズを取り替えるかのように治療するので これが視力回復にも応用されています。

遠近両用のコンタクトレンズをつけることや、老眼用レーシックを行なうのと同じ原理です。 近くにピントを合わせられない状態の老眼に対して、 近くにもピントが合うレンズ(水晶体)を埋め込んでしまうというわけです。


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