遠視や近視の違い、乱視のしくみと治療法について知ろう。

近視や遠視の違いや乱視などの仕組みと治療法もご紹介いたします。レーシックについてもご紹介しています
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遠視の仕組みと治療法

遠視の仕組みは近視とは反対に網膜の後ろで光の焦点が結ばれます。そのためピントが合わなくなり、 近くのものがぼんやり見える屈折異常のことです。

また、 遠視の人の大部分は遺伝が影響していると言われています。 遠視の特徴としては、遠くは良く見えるのに、近くがよく見えないというものです。

遠視の治療は、屈折異常の度にみあったメガネをかけることが普通です。 ちなみに、軽い遠視でも遠視用の凸(とつ)メガネをかけて、遠視が進行しないようにする必要があります。

また、小さな子どもの場合は、メガネも矯正によって視力機能の正常な発達をさせるための訓練が必要になります。 メガネの目的が違います。遠視は近視よりも気づきにくいので、 矯正や治療が遅れてしまうケースがあります。遠視の治療は手術によって矯正する方法もあります。

めがねやコンタクトを使用するのもありますが、 遠視の程度や生活環境により、矯正方法は異なります。 LASIK(レーザー角膜屈折矯正手術)は角膜を平らに削って網膜の手前に結ばれてしまっている 像を後ろにずらして視力矯正を行う方法です。

遠視レーシックでは角膜周辺部分をドーナツ状に削ることで、 相対的に角膜中央部分が盛り上がるような形にして視力の矯正をおこないます。

1、マイクロケラトームと呼ばれる機器で角膜の実質を剥離しフラップを作成。次に角膜実質層を露出させます。 2、露出した角膜実質層にエキシマレーザーを照射します。 3、最後にフラップ(剥離した角膜)を元に戻して終了です。


近視の仕組みと治療法

近視とは、眼の内に入った光が網膜より手前で焦点を結んでします状態です。 網膜にピントが合わない状態のことを指します。

ピントが合わない原因には、【屈折性近視】と言って角膜や水晶体の屈折力が大きすぎる場合。 【軸性近視】、角膜から網膜までの長さ(眼球の長さ=眼軸長)が正常よりも長い場合があります。

近視は遺伝するかどうかですが、角膜、水晶体の屈折力については遺伝的要素と後天的(環境的)な関係があります。 眼軸長の長い短いは遺伝的に決定されますが詳しい遺伝形式はまだ解明されていません。
デスクワークでの仕事や読書やパソコン、テレビゲームなどを長期間つづけていると、 眼内の調節筋が常に働き近くにピントを合わせる状態になります。

一時的に屈折力が強くなり、【調節緊張(調節痙攣)】という状態に陥ります。 【仮性近視】の状態です。眼が非常に疲れた状態とも言えます。調節緊張の場合は休憩してみたり、 点眼治療などでの回復が期待できます。

レーザー治療で近視を矯正する視力回復手術が今では普及してきています。 おそらく、LASIKが一番聞きなれていると思いますが、そのほかにもたくさんの治療法があります。

イントラレーシックやエピレーシック、ラセック 、ウェーブフロント、フェイキックIOL、PRK、フレックスPRK、 放射状角膜切開術(PK) などなど。

レーシックを中心に近視のレーザー治療の方法や安全性についてご紹介いたします。 ここで知っていただきたいのが、どんな手術でも安全性が100%というわけではありません。

手術が成功しても合併症や後遺症がのこる場合もあります、もちろん個人差もあります。 レーシックなどの近視レーザー治療を受ける人が増えていますが、まだまだ新しい治療法です。

乱視の仕組みと治療法

乱視のしくみとは角膜(黒目の部分)のゆがみによって起こる現象です。 ものを見るのにピントが合わないでピントがぼやけて見えます。 近視・遠視・乱視はいずれも屈折異常です。

屈折異常のなかで乱視を持っている方は非常に多いです。 人間の角膜はきれいな円形でなありません。やや横方向に長く楕円を描いているんです。 この楕円の状態が大きいと乱視となります。

楕円の状態が大きいということは、縦方向と横方向にずれが生じます。 目にまるで度数の違うレンズがふたつあると思っていただければ分かりやすいかと思います。 この場合を正乱視といい視力に影響を与えます。

もうひとつ不正乱視があります。角膜の表面が凸凹の状態になっています。メガネでの矯正ができず、 ハードコンタクトレンズでの矯正になります。

ハードコンタクトレンズでも矯正が不可能な場合もあります。 乱視矯正治療としてはレーシック、PRKです治療があります。 エキシマレーザーによる角膜の屈折矯正手術です。

ある程度の度数の乱視ならば矯正することが可能になってきます。 個人差の問題もありますので必ず眼科医の先生とよく話し合うことが大切です。


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