緑内障の手術の治療法やリスクについてご紹介します。

緑内障による手術の治療法やリスク、合併症の回避、入院、手術費用などについてご紹介しています。手術の成功のためにも基礎知識を身につけておきましょう。
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緑内障の手術について

緑内障の診断を受けて、手術をうけることをすすめらた場合にはどの時期に手術をしたらよいのでしょうか。 手術については緑内障のタイプ、視神経、視野、眼圧のなどの状態、年齢など、 総合的に見て判断しなければならないので、 それぞれの患者さんによって異なります。

たとえば、閉塞隅角緑内障の場合は、 急性で慢性でもレーザー光線による手術を考えます。

慢性開放隅角緑内障では、目標眼圧を設定して、薬を使って眼圧を下げることになりますが、 視野や視神経の状態をみて、例えば視野 欠損の状態が、失われた面積の大きさだけでなく中心にどのくらい迫っているかなどを考慮に入れながら、 手術を行なう時期を決めるだけです。

また、年齢的なことや左右の目の状態も考えます。 つまり、若い方で、緑内障の進行状態から、平均寿命の範囲内で目の障害が出てしまう と考えられる場合は手術をすすめます。

また、急性の緑内障でレーザー治療後には、虹彩に穴をあけたわけですから、痛みはありません。 虹彩に傷ができ、当然の反応として虹彩炎は起こります。

この症状に対しては、点眼薬をつければ、約1週間くらいで完全に問題のない状態になります。 術後は眼帯などの必要もありません。治療自体が上手くいって眼圧が下がっていれば、 その後は定期的に経過をみていけば良いです


緑内障の治療法

緑内障の治療法はどれも、眼圧をコントロールして病気の進行を止めるものです。 緑内障のタイプや進行状態によって その治療法は異なります。

改善が見られない場合には、 段階を追って適切な治療法を行なわなければなりません。最近、一般的になった レーザー光線を使った緑内障の治療は、レーザー光線がメスのかわりをすることができるもので、 手術治療に比べ、目に対するストレスが 少なくてすみます。

また、切開にともなう出血をはじめとする合併症を避けることができます。 手術は点眼麻酔で行います。消毒は必要なく、術後の安静も不要で短時間に外来で行なえるという利点もあります。 しかし、もちろん全ての緑内障がレーザー光線で治療できるわけではありません。

個別的に慎重に診断して、レーザー手術が効果的である と判断だれた病型にのみ行ないます。手術は決して恐いものではありません。

しかし、眼圧の下がりの程度によって、視力への影響や合併症もまったくないわけでは ありません。よい時期に、もっとも適した方法を選択し経過を慎重にみることが大切です。

手術の費用について

手術の費用については、患者さんの年齢だったり、レーザーによる治療・手術による治療なのか、 入院はするのかしないのか、健康保険の負担額によっても異なりますし、 クリニックによっても違ってきます。

だいたいレーザー治療で、1割負担の場合は約1万〜1万5千円程度です。2割、3割になれば、費用は高くなります。 手術の場合で、1割負担の場合は約2万円〜2万5千円程度です。

クリニックによって相場が違うので、 お見積もりをしてみてください。


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